内容を更新しましたので、下記のいずれかを参照してください。
微速度撮影動画の作り方2011年版(撮影機材編)
微速度撮影動画の作り方2011年版(撮影編)
微速度撮影動画の作り方2011年版(ミニチュア風動画編)
微速度撮影動画の作り方2011年版(編集編)
YouTubeの動画を見ていただいた方からちょこちょこと問い合わせをもらうようになったため、自分なりの微速度撮影動画の作り方を撮影編、編集編として書いておきたいと思います。
■撮影機材
これまで微速度を試したカメラとインターバルタイマの組み合わせです。
PENTAX K-7 + Seculine Twin1 ISR
PENTAX K-x + マルチインターバルタイマリモコン
PENTAX K-5 + 内蔵
Canon 5D Mark II + Seculine Twin1 ISR
Sony α55 + Seculine Twin1 ISR
Panasonic DMC-GH1 + JJC TM-D
特に微速度撮影向きのカメラというのはないですが、水平を撮るのが下手な自分にとって水準器の搭載が便利で、DA15との組み合わせでコンパクトに収まるK-7、K-5をメインで使用しています。5D Mark IIは広角で撮りたい場合にSIGMAの12-24mmと組み合わせて使用することが多くなりました。GH1とα55はとりあえず試した程度ですが、EVFであるためバッテリー消費が気になります。
■インターバルタイマ
1.Seculine Twin1 ISR
日本国内では取り扱いがないため、B&Hで購入しました。各メーカのレリーズ端子用のケーブルを別購入することで、使い回しができます。ケーブルは国内でも購入できますが、別途、ステレオミニ→マイクロ変換プラグが必要です。
5D Mark II用ケーブル:RS-RC611 α55用ケーブル:RS-RC607
2.JJC TM-D
GH1用にamazonで購入しました。こちらはケーブル交換できないので各機種専用となり、TM-DはLUMIX用です。
3.マルチインターバルタイマリモコン
外部レリーズ端子のないカメラでも微速度撮影が可能です。
4.デジりも for PENTAX (DoCoMo用)
PENTAX用としてドコモ携帯用のインターバルタイマリモコンのiアプリがあります。
http://fc2xx.web.fc2.com/i/ →Dojaプロファイル用
http://fc2xx.web.fc2.com/i/star/ →Starプロファイル用
■三脚
カメラの固定に使用している三脚などです。
1.GITZO GT1541T
雲台はBenro B-00を使用し、できるだけ軽量化を図っています。
2.Velbon ULTRA MAXi mini ビルの展望台などからの撮影で使用します。
3.Kenko クランプポッド プロ100 人混み等、三脚の使用を控えたい場所でのカメラ固定用に最近使い始めました。こんな感じで手すりや道路標識の柱に固定できます。
■撮影方法
三脚を使用するため、撮影場所はできるだけ他人の邪魔にならない所を選びます。
撮影枚数と撮影間隔については、動画にしたときのフレームレートと必要再生時間に従って決めます。自分の場合、12~15秒程度のループ素材をBGMとして使用し、24fpsの動画にする場合が多いため、
24fpsx15sec=360frame
として、1シーンで360枚分の撮影が必要です。
撮影間隔については、人の動きを中心とするならば1秒以下ですが、雲の動きを中心とするなら3秒以上の間隔で撮った方がスピード感が出ます。
3sec x 360frame = 1080sec = 18minの撮影時間と、撮影ポイントの移動、構図決め等を含めると、1シーンあたり30分弱の撮影時間となります。編集後1~2分程度の動画にするために6シーン程度は撮る必要があるため、全体の撮影時間は少なくとも3時間程度になります。
K-7、K-5での撮影の設定例です。
1.フォーカス(MF)
MFでピント位置を固定します。広角の場合は、ほとんど無限遠となるはずです。
2.露出モード(M)
絞りはF8~F11ぐらいにし、露出計が±0EVに合うようにシャッタースピードを調整します。
夕方、徐々に暗くなることが予想される場合は、+0.7EV程度に設定しておきますが、撮影中に-1.0EV等になることもあります。こんなときは、シャッターが切られる合間にダイヤルを動かし、シャッタースピードを調整したりしています。ただし、内蔵のインターバルタイマ使用時にはシャッタースピードの調整ができないようです。
3.ホワイトバランス
ホワイトバランスも固定します。「太陽光」を使うことがほとんどです。
4.画像サイズはJPEGの6M(3072×2048)に設定。
5.カスタムイメージは、コントラストが高めの「鮮やか」や「リバーサルフィルム」を使用しています。
6.手振れ補正、クイックビューはOFFです。
7.試し撮り
インターバル撮影を始める前に1、2枚程度の試し撮りを行い、露出や構図を確認します。
8.撮影開始
インターバルタイマの撮影間隔、撮影枚数を確認し撮影を開始します。あとは、撮影終了までひたすら待つだけです。
雲の動きを主体で撮る場合、一番重要なのは撮影当日の天候です。雨上がり等、天候の変わり目で雲のいい動きが期待できます。事前に天気予報を確認して現地に向かうかを判断します。予報の信頼性、情報の更新頻度からWeather Newsがお勧めで、iPhoneにはWeather Newsのアプリを入れています。
なお、人の動きを中心にする場合、インターバルタイマを使用せずにND400等のフィルターを使ってシャッタースピードを1/4~1秒程度に調整し、連射するという撮影方法もあります。
微速度撮影動画の作り方2011年版(撮影機材編)
微速度撮影動画の作り方2011年版(撮影編)
微速度撮影動画の作り方2011年版(ミニチュア風動画編)
微速度撮影動画の作り方2011年版(編集編)
YouTubeの動画を見ていただいた方からちょこちょこと問い合わせをもらうようになったため、自分なりの微速度撮影動画の作り方を撮影編、編集編として書いておきたいと思います。
■撮影機材
これまで微速度を試したカメラとインターバルタイマの組み合わせです。
PENTAX K-7 + Seculine Twin1 ISR
PENTAX K-x + マルチインターバルタイマリモコン
PENTAX K-5 + 内蔵
Canon 5D Mark II + Seculine Twin1 ISR
Sony α55 + Seculine Twin1 ISR
Panasonic DMC-GH1 + JJC TM-D
特に微速度撮影向きのカメラというのはないですが、水平を撮るのが下手な自分にとって水準器の搭載が便利で、DA15との組み合わせでコンパクトに収まるK-7、K-5をメインで使用しています。5D Mark IIは広角で撮りたい場合にSIGMAの12-24mmと組み合わせて使用することが多くなりました。GH1とα55はとりあえず試した程度ですが、EVFであるためバッテリー消費が気になります。
■インターバルタイマ
1.Seculine Twin1 ISR
日本国内では取り扱いがないため、B&Hで購入しました。各メーカのレリーズ端子用のケーブルを別購入することで、使い回しができます。ケーブルは国内でも購入できますが、別途、ステレオミニ→マイクロ変換プラグが必要です。
5D Mark II用ケーブル:RS-RC611 α55用ケーブル:RS-RC607
2.JJC TM-D
GH1用にamazonで購入しました。こちらはケーブル交換できないので各機種専用となり、TM-DはLUMIX用です。
3.マルチインターバルタイマリモコン
外部レリーズ端子のないカメラでも微速度撮影が可能です。
4.デジりも for PENTAX (DoCoMo用)
PENTAX用としてドコモ携帯用のインターバルタイマリモコンのiアプリがあります。
http://fc2xx.web.fc2.com/i/ →Dojaプロファイル用
http://fc2xx.web.fc2.com/i/star/ →Starプロファイル用
■三脚
カメラの固定に使用している三脚などです。
1.GITZO GT1541T
Gitzo GT1541T |
Benro B-00 |
Velbon ULTRA MAXi mini |
道路わきの手すりに |
道路標識の柱に |
■撮影方法
三脚を使用するため、撮影場所はできるだけ他人の邪魔にならない所を選びます。
撮影枚数と撮影間隔については、動画にしたときのフレームレートと必要再生時間に従って決めます。自分の場合、12~15秒程度のループ素材をBGMとして使用し、24fpsの動画にする場合が多いため、
24fpsx15sec=360frame
として、1シーンで360枚分の撮影が必要です。
撮影間隔については、人の動きを中心とするならば1秒以下ですが、雲の動きを中心とするなら3秒以上の間隔で撮った方がスピード感が出ます。
3sec x 360frame = 1080sec = 18minの撮影時間と、撮影ポイントの移動、構図決め等を含めると、1シーンあたり30分弱の撮影時間となります。編集後1~2分程度の動画にするために6シーン程度は撮る必要があるため、全体の撮影時間は少なくとも3時間程度になります。
K-7、K-5での撮影の設定例です。
1.フォーカス(MF)
MFでピント位置を固定します。広角の場合は、ほとんど無限遠となるはずです。
2.露出モード(M)
絞りはF8~F11ぐらいにし、露出計が±0EVに合うようにシャッタースピードを調整します。
夕方、徐々に暗くなることが予想される場合は、+0.7EV程度に設定しておきますが、撮影中に-1.0EV等になることもあります。こんなときは、シャッターが切られる合間にダイヤルを動かし、シャッタースピードを調整したりしています。ただし、内蔵のインターバルタイマ使用時にはシャッタースピードの調整ができないようです。
3.ホワイトバランス
ホワイトバランスも固定します。「太陽光」を使うことがほとんどです。
4.画像サイズはJPEGの6M(3072×2048)に設定。
5.カスタムイメージは、コントラストが高めの「鮮やか」や「リバーサルフィルム」を使用しています。
6.手振れ補正、クイックビューはOFFです。
7.試し撮り
インターバル撮影を始める前に1、2枚程度の試し撮りを行い、露出や構図を確認します。
8.撮影開始
インターバルタイマの撮影間隔、撮影枚数を確認し撮影を開始します。あとは、撮影終了までひたすら待つだけです。
雲の動きを主体で撮る場合、一番重要なのは撮影当日の天候です。雨上がり等、天候の変わり目で雲のいい動きが期待できます。事前に天気予報を確認して現地に向かうかを判断します。予報の信頼性、情報の更新頻度からWeather Newsがお勧めで、iPhoneにはWeather Newsのアプリを入れています。
なお、人の動きを中心にする場合、インターバルタイマを使用せずにND400等のフィルターを使ってシャッタースピードを1/4~1秒程度に調整し、連射するという撮影方法もあります。
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