インターバルタイマと連写による2種類の方法で撮影しています。
■インターバルタイマによる撮影
雲の動きを主体とした撮影で使います。
撮影前に必要な撮影枚数と撮影間隔を決めておきます。
撮影枚数については、動画にしたときのフレームレートと必要なクリップの長さに従って決めます。自分の場合、8~15秒程度のループとなるようなBGMを使用し、24fpsの動画にする場合が多いため、
24fpsx15sec=360frame
となり、1回の撮影枚数は360枚となります。
撮影間隔を長くするに従って、雲の動きのスピード感が増しますが、様々な構図でできるだけ多くのシーンを撮っておきたいため、撮影間隔は3秒にしています。静岡ガンダムの微速度撮影は、全て3秒の設定で撮影したはず。3秒間隔で360枚撮影すると、撮影のみで18分、撮影前後の準備などを含めると1シーンで25分程度の撮影時間が必要となります。
■連写による撮影
展望台からのTilt Shiftレンズによるミニチュア風の撮影や街角での撮影のように、人や車などの動きを主体にする場合は、シャッタースピードを0.5秒や1秒に固定して連写で撮影します。
インターバルタイマで撮影すると、人や車が小刻みにワープするように見えますが、連写で撮影すると動くもの全てが流れるように見えるようになり、映像の印象が変わってきます。たぶん、遅めのシャッタースピードに固定することでシャッター開放時間のばらつきを抑え、映像のちらつきを防ぐ効果もあるんじゃないかと。
この動画では、昼は0.5秒、夜は1秒にシャッタースピードを調整しています。
昼はNDフィルターによって光量を抑え、0.5秒程度にシャッタースピードに調整します。Tilt Shiftレンズでミニチュア風にする場合は、絞りはF5.6以下のため、晴天時にはND400が必要となります。天候や撮影時間など明るさの状態に応じて、ND8を2枚、ND16+ND8といったような組み合わせでNDフィルターを使用します。場合によっては、ISOを80(K-5)、50(5D2)まで下げたりします。
夜はISO感度を調整してシャッタースピードを1秒に固定します。銀座のように明るければ、絞りF8でISO感度は最大でも400程度でシャッタースピードが1秒になります。車のヘッドライトの軌跡をもう少し長めにしたいなど、最終的な映像のイメージでシャッタースピードを2秒、3秒と変える場合もあります。
連写の場合カメラによって書き込み等の処理時間が異なりますが、0.5秒のシャッタースピードであれば5分程度、1秒のシャッタースピードであれば8分程度で撮影を停止すれば、400枚以上の撮影画像を得ることができます。
一部のエントリー機のようにレリーズ端子のない機種でも、レリーズ用のブラケットを付けることで連写は可能です。まあ、さすがにそこまでする人はいないと思いますが、以下の2つの動画がK-x+レリーズブラケットの撮影例です。
■撮影方法
インターバルタイマ使用時も連写時も、ほとんど共通の設定と手順で撮影を行います。
1.フォーカス(MF)
マニュアルフォーカスででピント位置を固定します。PENTAXのDA15やCanonのEF24mmF2.8等は、ほとんどの場合、無限遠にコツっとあたるぐらいで大丈夫です。
2.露出モード(M or Av)
絞りはF8~F11ぐらいにし、露出計が±0EVとなるようにシャッタースピードを調整します。編集時に明るさなどの最終調整を行うため、意図的な露出変更はしていません。
連写の場合は、NDフィルター、絞り、ISO感度を調整して、0.5秒や1秒にシャッター速度を固定します。
夕方のように徐々に暗くなる場合は、Avで絞りをF8~F11に設定して撮影しています。
3.ホワイトバランス
ホワイトバランスも固定します。昼は「太陽光」を使うことがほとんどです。
4.画像サイズ
5~6Mpixel(3000x2000前後)のサイズに設定します。PENTAXは6M、CanonはSサイズを使用します。
5.カスタムイメージ(PENTAX)、ピクチャースタイル(Canon)
編集時に色がきつくなりすぎる場合があるため、PENTAXのカスタムイメージはナチュラル(彩度-1)、Canonのピクチャースタイルはニュートラルを使用しています。
6.その他
手振れ補正はOFFにします。撮影後の画像確認(PENTAXはクイックビュー)をOFFにして、バッテリーの消費を抑えます。
7.試し撮り
撮影を始める前に2,3枚程度の試し撮りを行い、露出や構図を確認します。
最終的な編集によって3:2のアスペクト比がFullHD(16:9)の映像になります。画像の上下が切れることを想定した構図となるように気をつけてください。
8.撮影開始
インターバルタイマの撮影間隔、撮影枚数を確認し撮影を開始します。撮影を開始したら後は終了するまで待つだけです。連写の場合は、5分、8分といった時間が経過したら撮影を停止します。
■お天気が一番大事
雲の動きを主体で撮る場合、一番重要なのは撮影当日の天候です。雨上がり等、天候の変わり目で雲のいい動きが期待できます。事前に天気予報を確認して現地に向かうかを判断します。予報の信頼性、情報の更新頻度からWeather Newsがお勧めで、iPhoneにはWeather Newsのアプリを入れています。
Tilt Shiftレンズを使ったミニチュア風動画の撮影については、いろいろ書くことがあるため、別記事にします。
■インターバルタイマによる撮影
雲の動きを主体とした撮影で使います。
撮影前に必要な撮影枚数と撮影間隔を決めておきます。
撮影枚数については、動画にしたときのフレームレートと必要なクリップの長さに従って決めます。自分の場合、8~15秒程度のループとなるようなBGMを使用し、24fpsの動画にする場合が多いため、
24fpsx15sec=360frame
となり、1回の撮影枚数は360枚となります。
撮影間隔を長くするに従って、雲の動きのスピード感が増しますが、様々な構図でできるだけ多くのシーンを撮っておきたいため、撮影間隔は3秒にしています。静岡ガンダムの微速度撮影は、全て3秒の設定で撮影したはず。3秒間隔で360枚撮影すると、撮影のみで18分、撮影前後の準備などを含めると1シーンで25分程度の撮影時間が必要となります。
■連写による撮影
展望台からのTilt Shiftレンズによるミニチュア風の撮影や街角での撮影のように、人や車などの動きを主体にする場合は、シャッタースピードを0.5秒や1秒に固定して連写で撮影します。
インターバルタイマで撮影すると、人や車が小刻みにワープするように見えますが、連写で撮影すると動くもの全てが流れるように見えるようになり、映像の印象が変わってきます。たぶん、遅めのシャッタースピードに固定することでシャッター開放時間のばらつきを抑え、映像のちらつきを防ぐ効果もあるんじゃないかと。
この動画では、昼は0.5秒、夜は1秒にシャッタースピードを調整しています。
昼はNDフィルターによって光量を抑え、0.5秒程度にシャッタースピードに調整します。Tilt Shiftレンズでミニチュア風にする場合は、絞りはF5.6以下のため、晴天時にはND400が必要となります。天候や撮影時間など明るさの状態に応じて、ND8を2枚、ND16+ND8といったような組み合わせでNDフィルターを使用します。場合によっては、ISOを80(K-5)、50(5D2)まで下げたりします。
夜はISO感度を調整してシャッタースピードを1秒に固定します。銀座のように明るければ、絞りF8でISO感度は最大でも400程度でシャッタースピードが1秒になります。車のヘッドライトの軌跡をもう少し長めにしたいなど、最終的な映像のイメージでシャッタースピードを2秒、3秒と変える場合もあります。
連写の場合カメラによって書き込み等の処理時間が異なりますが、0.5秒のシャッタースピードであれば5分程度、1秒のシャッタースピードであれば8分程度で撮影を停止すれば、400枚以上の撮影画像を得ることができます。
一部のエントリー機のようにレリーズ端子のない機種でも、レリーズ用のブラケットを付けることで連写は可能です。まあ、さすがにそこまでする人はいないと思いますが、以下の2つの動画がK-x+レリーズブラケットの撮影例です。
■撮影方法
インターバルタイマ使用時も連写時も、ほとんど共通の設定と手順で撮影を行います。
1.フォーカス(MF)
マニュアルフォーカスででピント位置を固定します。PENTAXのDA15やCanonのEF24mmF2.8等は、ほとんどの場合、無限遠にコツっとあたるぐらいで大丈夫です。
2.露出モード(M or Av)
絞りはF8~F11ぐらいにし、露出計が±0EVとなるようにシャッタースピードを調整します。編集時に明るさなどの最終調整を行うため、意図的な露出変更はしていません。
連写の場合は、NDフィルター、絞り、ISO感度を調整して、0.5秒や1秒にシャッター速度を固定します。
夕方のように徐々に暗くなる場合は、Avで絞りをF8~F11に設定して撮影しています。
3.ホワイトバランス
ホワイトバランスも固定します。昼は「太陽光」を使うことがほとんどです。
4.画像サイズ
5~6Mpixel(3000x2000前後)のサイズに設定します。PENTAXは6M、CanonはSサイズを使用します。
5.カスタムイメージ(PENTAX)、ピクチャースタイル(Canon)
編集時に色がきつくなりすぎる場合があるため、PENTAXのカスタムイメージはナチュラル(彩度-1)、Canonのピクチャースタイルはニュートラルを使用しています。
6.その他
手振れ補正はOFFにします。撮影後の画像確認(PENTAXはクイックビュー)をOFFにして、バッテリーの消費を抑えます。
7.試し撮り
撮影を始める前に2,3枚程度の試し撮りを行い、露出や構図を確認します。
最終的な編集によって3:2のアスペクト比がFullHD(16:9)の映像になります。画像の上下が切れることを想定した構図となるように気をつけてください。
8.撮影開始
インターバルタイマの撮影間隔、撮影枚数を確認し撮影を開始します。撮影を開始したら後は終了するまで待つだけです。連写の場合は、5分、8分といった時間が経過したら撮影を停止します。
■お天気が一番大事
雲の動きを主体で撮る場合、一番重要なのは撮影当日の天候です。雨上がり等、天候の変わり目で雲のいい動きが期待できます。事前に天気予報を確認して現地に向かうかを判断します。予報の信頼性、情報の更新頻度からWeather Newsがお勧めで、iPhoneにはWeather Newsのアプリを入れています。
Tilt Shiftレンズを使ったミニチュア風動画の撮影については、いろいろ書くことがあるため、別記事にします。
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