2011/07/19

微速度撮影動画の作り方2011年版(撮影機材編)

自分のブログにある「微速度撮影動画の作り方」の記事は継続して参照率が高く、これらの記事を参考に微速度撮影の動画を始めたという方を、Youtube等でも見かけるようになりました。
微速度撮影動画の作り方(撮影編)
微速度撮影動画の作り方(編集編)
撮影経験を積むうちに、撮影や編集など若干変わってきている部分もあり、もう少し詳しい部分も含めて書いておこうと思います。

■微速度撮影に使用するカメラについて
これまで微速度撮影を試したカメラは、
PENTAX K-7,K-x,K-5
 Canon EOS 5D Mark II, Kiss X4
 Panasonic DMC-GH1,DMC-GH2
 Sony α55
になります。今メイン使っているのは、K-5と5D2。バッテリーの持ちを考えると、EVF機よりもOVF機の方がやはり有利です。

微速度撮影向きのカメラというのは特にありませんが、自分のように、雲の動きや都市景観を撮影対象とした場合に求められる条件は、
・何らかの方法で、インターバル撮影が可能なこと。
・カードいっぱいまで継続して連写が可能なこと。
・5~6Mpixelの画像サイズで十分な解像感があること。
・最大ISO800までのノイズが抑えられていること。
の4点になります。現状販売されているほとんどのエントリー機とキットレンズの組み合わせでも、ほぼ、この条件を満たせると思います。

最終的な映像の出来ばえは、天候、雲の動き、光の加減等の撮影条件やタイミング、編集での見せ方といった要素の方が、カメラ自体よりも重要となってきます。
この動画は、エントリー機のPENTAX K-xとキットレンズにienagaさんのマルチインターバルタイマリモコンを組み合わせて撮影したものです。冒頭で静岡ガンダムの頭をかすめる飛行機雲、背景の雲の動きなど、これまで撮った中で最も印象的な映像になっています。

vimeo plusにしたので、vimeoから元ファイルをダウンロード可能です。

ただし、天の川を撮るというのであれば、明るく、開放でも解像ができるレンズ、高感度でも低ノイズなカメラ等それなりに高価な機材が必要だと思われますが、自分は撮ったことがないので分かりません。

また、微速度撮影をするとシャッター寿命が気になるところです。これまででK-7は約14万回、K-5は10万回、5D2は15万回のシャッター回数になりましたが、シャッターが異常となって撮影に支障が出た経験はありません。ちなみに、mockmoonさんが念のため5D2をオーバーホールに出したときは、24万回だったそうです。


使い勝手等の総合的な観点から、自分が使用したカメラの中でお勧めなのは、PENTAX K-5です。
K-5とDA15との組み合わせ
お気に入りな点は、
・インターバルタイマが内蔵
・リモコンで連写の開始停止が可能
 ドコモの携帯を持っている方であればリモコンのiアプリがあり、別途リモコンを購入する必要はありません。
・電子水準器を内蔵
・DA15との組み合わせで、広角でもコンパクトに収まる
・DA18-55mm WRとの組み合わせで、雨の日でも安心(撮ったのは1回だけですけど...)
となります。
5D2は、35mmのTilt Shiftレンズや16mmの魚眼など、そのレンズ本来の画角で撮りたい時、また24mmのTilt ShiftレンズなどCanonにしかないレンズで使用するのがメインとなってきています。

■インターバルタイマについて
以前は国内で手に入るものは、カメラメーカーの専用品で高価だったり、撮影枚数が限られていたりしたのですが、2010年の10月からエツミが国内向けに販売するようになり、ヨドバシなどでも普通に手に入るようになりました。
以下は、使用経験があるものです。

Seculine Twin1 ISR
PENTAX用を購入
日本国内では取り扱いがないため、B&Hで購入しました。後述するJJCのインターバルタイマは、電源を切ると設定が解除されてしまうため、海外通販を躊躇しない方であればこちらをお勧めします。
各メーカーのレリーズ端子用のケーブルを別購入することで、使い回しができます。ケーブルは国内でも購入できますが、別途ステレオミニ→ステレオマイクロの変換プラグが必要です。
5D Mark II用ケーブル:RS-RC611
α55用ケーブル:RS-RC607
5D2用のケーブルを接続

JJC TM-D
LUMIX用
GH1/GH2用にアマゾンで購入しました。こちらはケーブル交換できないので各メーカー専用となり、TM-DはLUMIX用です。これの同等品をエツミが販売していますが、2,000円程度価格が高く売られています。

マルチインターバルタイマリモコン
部品がむき出しなのでテープを貼りました
ienagaさん製作のインターバルタイマリモコンで、レリーズ端子のないエントリー機などでも微速度撮影が可能となります。カメラ前面の赤外線受光部に向き合うよう、レンズに輪ゴムなどで固定して使います。
スイッチサイエンスには20~30個単位で納入しているはずなのですが、すぐに品切れとなります。日本の微速度撮影人口がそんなに多いのか、ちょっと不思議です。

デジりも for PENTAX (DoCoMo用)
PENTAX用としてドコモ携帯用のインターバルタイマリモコンのiアプリがあります。普通のリモコンとしても使えます。
http://fc2xx.web.fc2.com/i/  →Dojaプロファイル用
http://fc2xx.web.fc2.com/i/star/ →Starプロファイル用

■使用している三脚など
GITZO GT1541T+Benro B-00
GITZO GT1541T
Benro B-00
体力がないのでカーボン製の三脚と小さな雲台で軽量化を図っています。華奢な感じがしますが、広角でしか撮らないためか、これまでの撮影でブレなどの不都合を感じた経験がありません。
主に屋外で使用しますが、足を縮めた状態で展望台等でも使用します。六本木ヒルズは床置きに近い状態となりますし、サンシャイン60は窓までの奥行きがあるため、ミニ三脚ではなく通常の三脚を使用した方が撮りやすくなります。

Velbon ULTRA MAXi mini
Velbon ULTRA MAXi mini
主にビルの展望台からの撮影で使用します。

Kenko クランプポッド プロ100
人混み等、三脚の使用を控えたい場所でのカメラ固定用に使用しています。かなり重宝して使っていたのですが、先日、足が折れました。ただ、これの代用品となる製品がなく、懲りずに再購入しています。
足が折れたorz
ストラップを巻いて落下防止
信号周りの支柱に
歩道橋でも
吸盤式ボールヘッド

国内ではLPL VH-205として販売

使用頻度はほとんどないのですが、東京タワーの特別展望台と横浜マリンタワーはこれを使わないとカメラの固定が困難です。設置の際の角度の自由度を上げるため、ミニ三脚のセンターポールを付けて使用しています。車載用途の需要もあり、バキュームボールヘッド、バキュームマウントといった名称で国内でもいくつかの製品が販売されています。



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