2月の開発発表から心待ちにしていたGH4。事前予約を入れて発売日には入手していたのですが、帰省等があったため、撮影し始めたのは5/1からです。連休を撮影と編集にフル活用して、3本の動画を作成しました。
GH4での撮影、編集について試そうと考えていたのは、下記3点です。
SDカードもあわせて購入 |
1.FHD96fpsによるスローモーション
2.4Kを素材としたFHD動画の編集
2-1.リサイズによる解像感の向上
2-2.トリミングによる構図補正
2-3.トリミングによる擬似ズーム、パンの効果
2-4.スタビライズ時の画質劣化の抑制
3.CineLikeDを使ったカラーグレーディング
3.CineLikeDを使ったカラーグレーディング
4Kを素材としたFHD動画の編集については、タイムラプス(スタビライズを除く)では当たり前な編集方法ですが、以前目にした[raitank fountain]Vol.04 「ドラゴン・タトゥーの女」のデジタル4Kワークフローという記事で、映画では5Kで撮影したものから切り抜いて4Kサイズで編集していることを知りました。また、フィルムでもある程度のマージンを持たせて撮影、編集していたそうです。
民生機で4Kを撮れるようになったことで、自分のような素人でもFHDで実現可能となりました。もちろん、映画とはスケールが違いますが...
分かりやすい例を探してみると、Lumixの公式アカウントが4Kビデオの優位点として以下の紹介ビデオをYoutubeに置いていましたので、参考にしてください(00:51からの説明です)。
1.FHD96fpsによるスローモーション
まずは、1/4のスピードとなる96fps→24fpsのスローモーションの撮影です。通常は見せ場となるようなシーンで使うものですが、今回は全編スローモーションで編集しました。
Panasonic GH4 TOKYO Slowmo
camera : Panasonic DMC-GH4
lens : LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8
lens : OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
lens : OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
music : Reveries by Van Syla
http://www.jamendo.com/en/track/971189/reveries
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FHD96fpsで撮影 |
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4Kからリサイズ |
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ゆりかもめ |
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渋谷 |
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ちょっとピンボケ |
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銀座線改札 |
イメージに近い面白いカットは撮れたものの、桁違いのフレームレート(100,000fps!!!)の差は明らかです。
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恵比寿駅のホーム |
渋谷、銀座、お台場、六本木ヒルズの展望台で4Kでの撮影を行い、FHD(2544x1080)のシネスコで編集を行いました。手持ち時も含め、カメラでのパンやズームは一切行っていません。なお、俯瞰での夜景のカットはタイムラプスです。
Panasonic GH4 Test@TOKYO
camera : Panasonic DMC-GH4
lens : LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8
lens : OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
lens : OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
music : Where The Roads Cross by Anne Davis
http://www.jamendo.com/en/track/1107410/where-the-roads-cross
随所に擬似ズームを盛り込み編集しています。
お台場の観光船が出航するシーンではこのように、船の位置によって構図を調整しています。
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手前で船が回転する様子に寄る |
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レインボーブリッジに向かっていくところで引きの絵にする |
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4Kでワープスタビライザー |
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黒枠部分を除いてトリミング |
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4Kでワープスタビライザー |
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トリミングしてさらに回転(-4度)で水平を出す |
3.CineLikeDを使ったカラーグレーディング
まだ試行錯誤中ですが、カメラ側の設定でコントラストを抑えた上で、filmconvert(http://www.filmconvert.com/)とVisionColor OSIRIS(http://vision-color.com/osiris/)で調整していくという方法を試しています。目指すのは、触ったら手に吸い付くようなマットな質感です。
渋谷での撮影時は、カメラの設定を以下のようにしました。
Photo Style: Cinelike D (Contrast-5,Sharpness-5)
Highlight Shadow: Highlight-2/Shadow+2
Luminance level: 0-255
filmconvertは下記の設定で、まず適用します。
Source Camera : Arri Alexa R709
Convert to : FJ Velv 100
Film Color : 100%
Curve : 100%
Grain : 0%
ここにOSIRIS(M31 Rec.709)を適用しますが、色が濃すぎます。
filmconvertのSaturationを55%に抑えます。
もうちょっとシャープにしたかったため、最終的にシャープ量を20加えます。
根津神社での撮影時は、カメラ側の設定でPhoto Styleを変更しました。
Photo Style : Cinelike D (Contrast-4,Sharpness-2)
かなり目指すものに近くなってきましたが、結局、彩度を落とすことになるため、カメラ側の設定で彩度を落として試そうと思っていたところ、raitankさんのForumでLogガンマに近似したカメラ側設定が報告されていますので、今後の撮影はそれを試そうと考えています。
満足がいく絵になれば、今後、BMPCCでは撮らなくなると思います。
今回、静けさを求めて根津神社に撮影に行ったのですが、つつじ祭りで大賑わいでした。
人の往来に邪魔にならぬよう端に寄る等、気を使って撮影したため、ちょっと疲れました。
Panasonic GH4 Nedu-Jinja
camera : Panasonic DMC-GH4
lens : LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8
lens : OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
music : Morning Pryer by Ken Verheecke
http://www.jamendo.com/en/track/1052630/morning-prayer
まだ試行錯誤中ですが、カメラ側の設定でコントラストを抑えた上で、filmconvert(http://www.filmconvert.com/)とVisionColor OSIRIS(http://vision-color.com/osiris/)で調整していくという方法を試しています。目指すのは、触ったら手に吸い付くようなマットな質感です。
渋谷での撮影時は、カメラの設定を以下のようにしました。
Photo Style: Cinelike D (Contrast-5,Sharpness-5)
Highlight Shadow: Highlight-2/Shadow+2
Luminance level: 0-255
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元の絵 |
Source Camera : Arri Alexa R709
Convert to : FJ Velv 100
Film Color : 100%
Curve : 100%
Grain : 0%
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filmconvertを適用 |
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OSIRIS(M31 Rec.709)を適用 |
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filmconvertの彩度を下げる |
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最終結果 |
根津神社での撮影時は、カメラ側の設定でPhoto Styleを変更しました。
Photo Style : Cinelike D (Contrast-4,Sharpness-2)
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元の絵 |
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fikconvertを適用 |
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OSIRIS(KDX Rec.709)を適用 |
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filmconvertで彩度を60%に抑える |
満足がいく絵になれば、今後、BMPCCでは撮らなくなると思います。
今回、静けさを求めて根津神社に撮影に行ったのですが、つつじ祭りで大賑わいでした。
人の往来に邪魔にならぬよう端に寄る等、気を使って撮影したため、ちょっと疲れました。
Panasonic GH4 Nedu-Jinja
camera : Panasonic DMC-GH4
lens : LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8
lens : OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
music : Morning Pryer by Ken Verheecke
http://www.jamendo.com/en/track/1052630/morning-prayer
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