SLR Magic Anamorphot 2xを先行入手

GH4のファームウェアver2.2でアナモルフィック撮影用の4:3のアスペクト比がサポートされ、SLR MagicのAnamorphot 2xもプレオーダーとなったので、早速メールで申し込んで購入してみました。もしかしたら、日本での購入第一号かもしれません。
フィルター径は77mm
同梱されたマニュアルを見てみると、マイクロフォーサーズでは35mm以上のレンズで絞りはF4以上での撮影が推奨されています。手持ちに適当な35mmのレンズがなかったため、今回はolympusの25mm F1.8で撮影してみました。

横方向に1/2に絵が圧縮されるため、ピント合わせが難しいかなと懸念していたのですが、それほど苦労はしません。

撮影時の絵(4:3)
なお、1.33と同様に撮影距離に応じて調整するNORMAL/NEARと書かれたダイヤルが付いています。マニュアルには8m以上でないとNORMALのポジションは使えないと書いてあり、ちょっとビビッていたのですが、8mも離れていなくてもNORMAL位置でピントを合わせることが出来ました。

動画として編集する際には、元の絵を横に2倍に引き伸ばすか、縦に1/2に縮めることで正常な絵に戻します。今回の動画では、解像感を重視して縦方向に1/2にしています。
編集で縦方向に1/2に縮める
撮影時の絞りはF4以上が推奨されていますが、今回は夜だったこともあり、あえてF2.8を多用して撮影してみました。幸いにも画質の劣化が気になるような点はありませんでした。
F2.8で撮影
ただし、推奨よりも広角のレンズを使用したため、絵の歪曲が目立つ結果となりました。
手前の柵のところが分かりやすい
アナモルフィックなアダプターでは多少は歪曲が発生するのが特徴でもあるのですが、ちょっと目立ちすぎのようです。これを機にSLR Magicの35mmのレンズとSIGMAの30mmを購入しました。

SLR Magicの35mmとSIGMAの30mm
以前の1.33xが300g以下の重量だったのに対して、2xでは500gを超えています。また、長さもバイトなっています。
1.33にくらべ長さは倍
マニュアルでもレンズやマウントのダメージを防ぐためにレンズサポートの使用が推奨されています。いずれ使うかもしれないと購入しておいたBarely Rigが役立つ時が来ました。

2xがかなり大きく重くなってしまったため、SIGMAの30mmで少しでもコンパクトで軽くいけることを期待しています。

ちなみに16:9で撮影すると、最終的には3.55:1の超クールな絵になります。ただし、25mmでは4隅がけられました。
4:3で2.66:1
16:9で3.55:1
取り急ぎ撮影サンプルということで、それぞれのアスペクト比で動画を作っておきました。

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