2014/06/01

Panasonic GH4 最新のGHは最良のGH

GH3を入手後の1年と3ヶ月前に、Panasonic GH3、最新のGHは最良のGHという記事を書きました。今回のGH4にもこの言葉がそのまま当てはまります。

自分が動画作りで最も参考にするEOSHDでもAndrewさんによるGH4のレビューが掲載されました。他のレビューの多くは4Kで撮って、ああ綺麗だね、程度のことしか書いていないのですが、4K素材を1080pで編集することによる画質の向上やライバルとの比較等、読み応えのある内容となっています。

これまで作った動画は7本ですが、それぞれの制作意図のポイントを書いておきます。詳細はこれまでのブログの各記事を参照してください。
Panasonic GH4でいろいろ撮る
Panasonic GH4で、さらにいろいろ撮る
吉原神社のお神輿ワッショイをGH4で撮る
GH4とSLR MagicのAnamorphotで横浜を撮影

1.FHD96fpsによるスローモーション
 
4K動画以外の機能で最も注目していた機能で、人通りの多い渋谷や電車内から見た駅のホーム等、様々な状況での撮影を試しました。残念ながら96fpsでは映像の解像感が落ちてしまいます。
明暗差の大きい駅のホームの撮影はちょっと難しい
後日撮った吉原神社のお祭りでも試していますが、解像感の低下を目立たなくするためには、寄りでの撮影が効果があります。
これくらい寄りの絵にすると解像感の低下も目立たない
なお、96fpsでの撮影では、シャッタースピードの下限1/100となり、AFは使えずMFでの撮影となります。GH4で搭載されたピーキング機能が役立ちます。

2.4K動画を素材としたFHDでの編集


この動画は、
 1.リサイズによる解像感の向上
 2.トリミングによる構図補正
 3.トリミングによる擬似ズーム、パンの効果
 4.スタビライズ時の画質劣化の抑制
を試すために作成しました。タイムラプスでの編集でも良く使う手法で、4K動画を素材とすることによりFHDで実現できるようになりました。場合によっては、以下のように回転も使うような大幅な修正をすることが可能です。
4Kでスタビライズをかける
FHDで縮小して編集、回転も使って水平をだす
3.カラーグレーディング


BMPCCで覚えた色のいじり方が、GH4の動画を素材とした場合でも有効かどうかが一番気になっていた点でした。フォトスタイルでコントラストや彩度を下げた設定にして撮影することで、BMPCCとほぼ同様にfilmconvertVisioncolor OSIRISを使って自分好みの絵にできます。
Cinelike D
Cinelike D
STAP Log
STAP Log
STAP Log
フォトスタイル、マスターペデスタル、輝度レベル等の設定についてはいろいろ組み合わせを試していますが、いまだ試行錯誤中です。
STAP Log
STAP Log
STAP Log
STAP Log
なお、GH3と同様に特に夜の撮影時は露出計で0EVにすると明るめに撮られる傾向があります。看板等の文字が飛ばないように-1EV程度アンダーで撮影しています。ゼブラパターンの表示で確認するのも効果的です。

4.タイムラプス
 
GH3から機能を継承した上で、ドライブモードにインターバル撮影が追加されました。いちいちメニューから選択しなくても、すぐに撮影を開始できます。
内蔵のインターバルタイマで撮影
内蔵のインターバルタイマで撮影
また、GH3と同様に
・シャッタースピード1秒が上限という制約があるものの、電子シャッターでシャッターユニットを温存できる。
・付属ソフトのPHOTOfunSTUDIOが、インターバル撮影と連写した画像を読み込んだときにフォルダー毎にまとめてくれる。
といった点は、他社にない優位点です。
チルトシフトは連写で撮影
渋谷も連写で撮影
 4.アナモな動画を撮る

SLR MagicのAnamorphotでの撮影です。4K動画で解像感の影響がないか確認するため撮影しましたが、特に気になるような画質の劣化はありませんでした。
媽祖廟
独特のフレア
中華街っぽい感じ
SLR MagicのAnamorphotは、使用できるレンズの焦点距離が20-85mmと制限されるため広角では使えないのですが、車のヘッドライト等の強い光源があるときの独特フレアが素敵なので、今後も、折を見て使っていきたいと思っています。


以上のように、GH4での撮影は96fps撮影時の解像感の減少は不満が残るものの、これ以外は期待通りの結果となりました。

ただし、撮影中に3回ほどフリーズする事象を経験しています。電源レバーののOFF/ONでは復帰せず、電池を脱着する必要がありました。SDカードはPanasonic推奨のUHSスピードクラス3のものを使用してしているので、カード依存ではないと思います。やはり、内部処理的に負荷が高いのでしょうか?

YoutubeやVimeo等で外人さんからBMPCCとの比較のコメントがちょくちょくあります。そもそも成り立ちが違うこの2台の比較がおかしいのですが、結局は、GH4の優位点となる4K動画の対応、使いやすさ、静止画が撮れる事に約6万円の価格差を見出せるかどうかだと考えます。

逆に、GH4に対してのBMPCCの優位点は、
・13stopと言われているダイナミックレンジ(RAWでの記録)
・Logガンマが使えること
・コンパクトで軽いこと
・価格が安いこと
になりますが、素人ながら自分の見解を以下に書いておきます。
ダイナミックレンジについては、撮影結果などを見ても大きな差があるように感じなかったので、測定結果をググってみました。BMPCCは基準感度の800ASAで約12stop。1600ASAで12.5-13stopとなりますが、ノイズも増えるので実用的ではありません。
http://www.coreyrobson.com/post/67647671217/bmpcc-vs-man-with-charts
GH4は、基準感度のISO200で10.5-11stopとなっています。
http://camcorders.reviewed.com/content/panasonic-lumix-gh4-video-shooting-review
1.5-1.0stopの差では、見分けが付かない私には優位性が分かりません。
Logガンマによるグレーディングについては、GH4のフォトスタイルの設定でほぼ同様な結果が得られます。
物理的なサイズや重量はどうしようもないのですが、BMPCCのバッテリーの持ちの悪さは、サイズ的にこれ以上大きな容量のバッテリーを格納できないことが、要因の1つと考えています。外部電源での運用も想定してのことだとは、思いますが。

PremiereがBMPCCのRAWにいずれ対応するので、その際には試すつもりですが、今後、BMPCCで動画を撮る機会はほとんどなくなり、GH4をメインで使うことになるとと考えています。












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