2014/02/08

タイムラプス動画の作り方2014 Part 5.チルトシフトで撮影する

自分は、タイムラプスを始めるきっかけがチルトシフトでした。mockmoonさんのTokyo Miniatureシリーズに痛く感銘を受け、自分でも撮りたいと真似ることから始めています。


船の科学館から撮影した、初代お台場ガンダムの動画が一番のお気に入り

撮影経験を積んで、最近は、かなり脳内イメージに近いものが撮れるようになってきました。

チルトシフトのエフェクトはスマホのアプリでの加工、カメラ内蔵やPhotoshopのフィルターとしても用意されていたりと、ソフト的な画像加工が充実している昨今ですが、レンズをチルトさせて撮影するのが、自分としてのこだわりだったりします。
GH3+ARAX TILT adapter+Nikon 20mm
ただ、CanonやNikonのチルトシフトなレンズは、新品で買うと安いものでも十数万レベルとかなり高価。比較的安価なSamyangの24mmでも$999の価格となっています。さらに、展望フロアからの撮影で構図のバリエーションを考えると、35mm前後と80mm前後といった画角の異なるレンズが必要になってきますので、まともに2本そろえると中古で購入したとしても20万以上の出費となってしまいます。

このため、チルトシフトを始めた際は、ARAX 2.8/35mm Tilt&Shift lens($670)と
ARAX 2.8/35mm Tilt&Shift lens
TILT adapter for use Kiev-C lenses on digital cameras($124)にBIOMETAR 2.8/80mmを組み合わせて使っていました。
BIOMETAR 80mm+TILT adapter
合計で約10万円程度の購入費用でした。

最近では、ARAXKIPONレンズベビーからマイクロフォーサーズとNEX用にチルトアダプターが販売されています。
レンズベビーは2万円台と高く、KIPONはグリスがべったりで扱いづらそうなため、ARAXのチルトアダプターをマイクロフォーサーズとNEX Eマウント用にそれぞれ購入し、Nikonのレンズを2本中古で購入しました。
 ARAX TILT adapter for use Nikon lenses on Micro 4/3 or SONY NEX $87
 Nikon Ai-S Nikkor 20mm F2.8 29,800円(中古)
 Nikon Ai-S Nikkor 50mm F1.8 16,800円(中古)
NEX-6+ARAX TILT adapter+Nikon 50mm
購入時の金額の合計は6万円台で、フランジバックの短いミラーレス機とチルトアダプターとの組み合わせで、より安価にチルトシフトな撮影可能となっています。


チルトシフトでミニチュア感を出すには、やはり俯瞰での撮影が適しています。展望フロアからの撮影の場合、窓ガラスの反射対策は必須です。ラバーフードやサンバイザーを使って室内の照明をさえぎります。
都内と横浜で主に撮影に使用している展望台は以下の7ヶ所で、お勧め順に記載しておきます。

1.六本木ヒルズ(Tokyo City View)
新国立美術館
ほぼ360度、東京の景観を撮ることができる。人が多いため、ベンチがある場所では待つ必要あり。イベントが多く室内照明の反射に注意が必要。


2.横浜ランドマークタワー(Sky Garden)
コスモクロック
横浜みなとみらいを中止とした景観を一望できる。ここも人は多い。売店などの照明を防ぐためのカーテンがあったりして、撮影への配慮が感じられる。


3.テレコムセンター
ガントリークレーン
コンテナヤードとガントリークレーンの動きが撮影できるのがお気に入り。訪れる人は少なく、椅子もあり、落ち着いて撮影できる。


4.サンシャイン60
真ん中が清掃工場の煙突
池袋駅方向の景観と首都高の車の流れがお勧め。人は多め。窓ガラスまでの距離が遠いため、身長の低い自分は撮影を続けていると足がつりそうになる。


5.世界貿易センタービル(Seaside Top)
東京タワーと六本木ヒルズ
営業時間が20:30までと短い。人は少なめだが、夕方になると夕日を撮ろうと東京タワー方向に人が並ぶ。レンズを窓ガラスに近づけないように等、いろいろと注意事項あり。


6.東京タワー
赤羽橋交差点
特別展望台がお勧めだが、フロアは狭く人も多いため、三脚は使うのは遠慮すべき。吸盤で窓ガラスに固定して撮影。保護フィルムに傷が多くちょっと残念。冬は窓ガラスが曇りやすい。


7.横浜マリンタワー
大桟橋
大桟橋に大型客船があるといい感じに撮れる。ここも、吸盤で窓ガラスに固定して撮影。結構ゆれる。

以前は、新宿の住友ビルなどの展望フロアも利用していたのですが、窓が一方向のみだったり、他のビルが近すぎたりと、最近はチルトシフトの撮影には行っていません。ちなみに、東京都庁の展望台は三脚禁止です。


撮影自体はシャッタースピードを固定しての連写と同様です。NEX-6はタイムラプスアプリにより1秒間隔でのインターバル撮影で代用します。

シャッタースピードは、昼はNDフィルターで1/5~1/2sec、夜はISO設定により1sec程度に調整します。NDフィルターは、晴れた昼間ならばND400が必要です。
絞りは、GH3ではF2.8~F4、NEX-6ではF4に設定しています。Nikonの20mmはF28の開放で使用した場合、絵が若干ソフトになります。ARAXのアダプターの場合はチルトの角度は最大8度ですが、8度だと周辺がボケすぎるため、6~7度程度で使っています。
NEX-6での設定例
JPGで撮る場合、編集時にエフェクトを加えた際に、特に夜はノイズが目立つ場合があるため、フォトスタイル(NEX-6ではクリエイティブスタイル)を昼と夜とで使い分けています。
 GH3 昼:スタンダードか風景、夜:ナチュラル(NR+3)
 NEX-6 昼:スタンダードか風景、夜:ポートレイト


編集で加えるエフェクトは2~3種類です。
イコライザーで全体を持ち上げ、クイックカラー補正でホワイトバランス、シャドウ、ハイライトを調整します。さらに、輝度&コントラストを追加する場合もあります。
元の画像
イコライザーでシャドウを含め全体を持ち上げる
クイックカラー補正でホワイトバランス等を調整
輝度&コントラストを追加してメリハリのある絵にする
元の画像
イコライザーでシャドウを持ち上げる
クイックカラー補正でホワイトバランスを調整
チルトシフトでの撮影は、ある意味自分のライフワークでもあるため、今後も、撮影を続けていきます。





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