RX100シリーズの3世代目となるRX100M3で撮り始めました。動画撮影時の手振れ補正とAFの動作に期待はずれだった点はあるものの、期待通り動画の画質は良く、いい感じで撮れます。
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左がRX100M3、右がフィルターアダプターを付けたRX100 |
初代RX100の動画は、特に遠景の解像不足に不満はありましたが、まあまあの画質。残念だったのがタイムラプスの撮影で、連写を使用するしかなく、物理的にレリーズできるブラケットを付けた上で、昼はNDフィルターを付けるためのアダプターも必要と面倒でした。RX100M2になって、RM-VPR1でレリーズ可能となった上で、純正のフィルターアダプターが用意される等、この点の配慮がされたようですが、残念ながらアプリは未対応で購入を見送り。
満を持して発売されたRX100M3は、タイムラプスアプリが使用可能となり、さらに動画の画質向上も期待されたため、俺の中のゴーストが買えとささやき、購入に至りました。
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上野駅構内 |
RX100M3で動画の画質向上を期待した理由は、
1.α6000でそれまでのNEXシリーズよりも動画品質が良くなっているという
EOSHDのレビュー。
2.同じ1型センサーを採用したRX10、AX100の動画の画質と、α6000にも共通するBIONS Xの搭載。
3.50MbpsのXAVC Sの採用。
のあたりです。1日試しただけですが、十分解像感のある動画が撮れます。今のところの感触としては、ゴーストを信じて正解だったようです。
期待はずれだったのが動画撮影時の手振れ補正。歩きながらの撮影では、ステディカムの代用などと考えるのは、夢のまた夢といった撮影結果でした。
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アメ横を歩きながら撮影
60pで撮っていたのでスローモーションでごまかす |
僕のブレブレな手は補正できないようです。上野動物園で動き回る動物を撮る場合には、それほどブレは目立たないのですが。
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訓練中のパンダ |
今回は、あえてEVFを使わずに撮影していたので、EVFを使って固定することで、多少はましな撮影結果になるかもしれません。
また、動画撮影時のAFの挙動ですが、寄り気味で撮影したときに手前でなく背景側にピントを合わせようとする場合があります。構図を多少変えても思った通りにピントを合わせてくれず、MFに切り替えて撮影したことが2、3回かありました。
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失敗例:背景側にピントを合わせようとする |
こういったフェンス越しの撮影では、逆に有効なのですが...
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フラミンゴ |
動画撮影時は24pの場合は1/50、60pでは1/125のシャッタースピードにしたSモードで、ISOはAUTOにして撮影を行っています。NDフィルター(ND8相当)が内蔵されているので、夜や神社の境内等の暗い場所ではND OFFそれ以外ではND ONを切り替えて撮影しています。
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アンダー方向に露出補正したほうがよさそう |
これまでSONY製カメラを使った経験から、アンダー傾向で撮ると思い込んで撮影結果をろくに確認せずに撮りまくっていましたが、日のあたる場所や照明のある看板などが飛んでしまっているカットが多くなってしまいました。今後の撮影では、-0.3~-0.7程度露出補正をかけて試してみます。
動画撮影時はグレーディングを前提にあまりバキバキの絵にならないように、クリエイティブスタイルはニュートラルを使用し、コントラスト、彩度、シャープネスの3つのパラメータを最低の-3に設定して試しています。
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撮影素材 |
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filmconvertでコントラストなどを整える |
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LUTを適用 |
さて、タイムラプスですが、今回はまともに雲が出なかったので、タイムラプスアプリを使ったのは、アメ横の人通りを撮影したこのカットのみです。
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1秒間隔で撮影 |
現在ダウンロードできるタイムラプスアプリは、バージョンアップによってまともに使えるようになっていますが、最初のバージョンは
ひどい代物でした。BIONS Xのおかげか、NEX-6で使用している場合より切り替えなどのレスポンスがいいようです。
これ以外の夜のカットではリモートコマンダーRM-VPR1を使用しての連写で撮影しています。
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上野駅前の複雑な車の流れ |
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高速の高架があって面白い絵が撮れる |
ちなみに、現在Lightroom等のAdobe CameraRawはRX100M3のRAWデータ非対応なので、JPGで撮影しています。
今回、RX100M3を購入したのは、動画も静止画も十分な画質で撮れるサブカメラとしての期待です。特にGH4との組み合わせで、広角、望遠をGH4が、24-70mmの標準ズームをRX100M3がそれぞれ担当し、動画、タイムラプスの双方の撮影で補完できる関係となれるのでは、ということです。
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Panasonic12-35mmの重量は305g
RX100M3の重量は300gを切る |
Panasonicの12-35mmの重量は305g、これに対してRX100M3は300gを切る重量ですから、レンズ1本の代わりにRX100M3を持ち出すことで、撮影の幅の広がりと、時間の有効活用を期待しています。
上野ではGH4でも撮影を行っていたので、合わせて違和感のない絵にできるように、現在編集中です。
SONY RX100M3 Test@Ueno
camera : SONY RX100M3
music : Get Lost by Anne Davis
http://www.jamendo.com/en/track/1107413/get-lost
creative style:Neutral Cintrast-3,Saturation-3,Sharpness-3
filmconvert(http://www.filmconvert.com/)
Source Camera : Default
Convert to : FJ Velv 100
Film Color : 100%
Curve : 0%
Grain : 0%
VisionColor OSIRIS(http://vision-color.com/osiris/) KDX
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