静岡ガンダムの解体は一気に進んでしまい、機体は全て撤去、後は台座が残るのみとなったようです。さすがに寂しいですが、次の展示はどこで、いつからなのかをしばらくの楽しみとしたいと思います。
いくつかのまとめ動画も含めると、これまで42本の静岡ガンダム動画を作りました(以下が再生リスト)。ちょっと作りすぎですw
■お台場ガンダムはちょっと悔しい存在だった
お台場での実物大ガンダム立像との出会いは、自分にとってかなり衝撃的なものでした。遠くから見たときは「あれ、思ったより小さい。」てな感じでしたが、近づくにつれその細部の造りに驚嘆。ぶっちゃけ、鉄骨にFRPの外装をかぶせただけの張りぼてですが、その存在は空想の中のガンダム以上のものでした。このクォリティで実現してくれた、バンダイナムコ、サンライズ、乃村工藝社およびスタッフの方々に深く感謝する次第です。
これだけのものを見せられたら、映像として残しておきたくなるのが当然。Youtubeでは、腕に覚えのある方々の作品が次々とアップされました。自分の静岡ガンダム動画は、以下の4本の動画に大きく影響を受けています。
jetdaisukeさんの動画。これを見てお台場に行こうと思いました。働く車と一緒の撮影が素敵です。
oyr27さんのミニチュア風動画。はじめて見たときは映像の面白さに目を奪われました。
oyr27さんの夜のお台場ガンダム動画。光と影、色のすばらしさ。GH1購入のきっかけになった動画の1つです。
mockmoonさんのミニチュア風動画。微速度撮影界の巨匠の作品です。
まともにコンデジすら使ったことがなかった自分もデジイチを購入して撮り始めてみたものの、とても満足できるようなものは残せず、悔しい思いのままでお台場での公開は終了してしまいました。
■お台場の次に向けて
具体的な場所などはまだ不明でしたが、お台場の次にもどこかで展示されるという噂はありました。
次の撮影で悔しい思いをしないよう、実物大ガンダム立像の展示を待つ間、興味を持った撮影方法を試すことにしました。特に、mockmoonさんの一連の微速度撮影動画は、映像の解像度の高さ、色の変化、時間を圧縮することによる画面変化の面白さ等とても感銘を受ける映像であり、僕もティルトレンズによるミニチュア風や雲の動きを中心とした撮影を行ってみました。
そして、静岡での開催が決定しました。
■静岡ガンダムの映像制作
これまで作成した動画の中で、自分として特に印象に残っているものを紹介していきます。
頭が載ってほぼ完成状態になったらしいということで撮りに行ったところ、念願だった働く車と一緒の様子を撮ることができたのが、この動画です。
できるだけ映像の解像感を得るため、ファームウェアハックしたGH1を使用しています。
当日はどんよりとした曇り空で、試しにGH1で5分程度の撮影をして早回しで作ったのがこれですが、この映像で、実物大ガンダムと微速度撮影の相性が良いことを確信しました。
稼動演出で頭を動かしたりミスト噴射する以外、静止したままのガンダム立像を映像化する上で、画面全体に動きを出せる微速度撮影はうってつけです。しかし、雲が出ていないと絵にならないという致命的な欠点があります。撮影機会を失わないよう、天気予報を頼りに、雲が出そうな日はとりあえず会場に足を運ぶことにしました。
そんな中で撮れたのがこれ。冒頭のガンダムの頭を飛行機雲が掠めるシーンは、その後何度か狙ってみましたが再現することはできませんでした。
ちなみに、この動画はPentax K-xというエントリー機とキットレンズを使用して撮影しています。星空等の特別な撮影でなければ、F8程度に絞り、最終的な解像度がFullHD程度の微速度撮影映像においては、カメラやレンズの値段の差が映像の決定的な差でないことを教えられた気がします。
米ギズモードで紹介され、Youtubeでの再生回数30万回オーバーを達成した微速度撮影動画。
実はこの日は期待した雲が現れず見事な青空。夕方前になってようやく雲が出始めました。動画の冒頭はガンダムの足越しの構図にしていますが、この辺ぐらいにしか雲がなかったための苦肉の策です。しかしながら、結果的に印象的な映像を得ることができました。
この動画がYoutubeビデオアワードにもノミネートされたのをきっかけに、微速度撮影のまとめ動画を作成しています。音楽との一体感を損なわぬように編集に気をつけました。
微速度撮影は雲がないとお話にならないため、期待した雲がない日はムービーを主体にした撮影になります。被写界深度を浅くした撮影を始めたのはこの動画からです。会場内の人々の様子をやわらかい感じで映像に残すようにしました。
また、できるだけ高画質を得ようと、5D2、α55、K-5、GH2と何かにとり憑かれたように機材を購入して試しました。ムービーではカメラの性能の差が映像の決定的な差になります。結局、微速度撮影はK-5と5D2、ムービーはGH2と5D2を使用する使い分けに落ち着きました。
ムービーについては、公開前から8月までと、12月以降の撮影に分けて2本のまとめ動画を作成していますが、モノクロにした映像を重ね合わせることで、コントラストと彩度を調整して映像の印象を変えています。
公開最後の2日間の様子を撮影したこの動画は、撮影と編集の技術を自分なりに駆使した集大成の映像となります。
■次の公開に向けて
名古屋との噂もありますが、次はどこで展示されるのかはまだわかりません。お台場ガンダムでデジイチを購入して、今デジイチ2年生の自分が3年生になる6月頃にはわかるかもしれません。
ただ、どこであろうと撮りに行くつもりです。
自分が撮ったミニチュア動画を、
「カメラを介して撮るということは現実を移すのではなく
レンズを通して撮り手の世界観を反映させるものであるということが本当によくわかる映像。
まるでミニチュアのように映し出される街が凄いですよね。」
とブログで紹介していただいたことがあります。
今までそんなすごいことを考えて撮ったことはないのですが、自分の頭の中にあるガンダム立像を映像へ投影する作業は、まだまだ続きそうです。
いくつかのまとめ動画も含めると、これまで42本の静岡ガンダム動画を作りました(以下が再生リスト)。ちょっと作りすぎですw
■お台場ガンダムはちょっと悔しい存在だった
お台場での実物大ガンダム立像との出会いは、自分にとってかなり衝撃的なものでした。遠くから見たときは「あれ、思ったより小さい。」てな感じでしたが、近づくにつれその細部の造りに驚嘆。ぶっちゃけ、鉄骨にFRPの外装をかぶせただけの張りぼてですが、その存在は空想の中のガンダム以上のものでした。このクォリティで実現してくれた、バンダイナムコ、サンライズ、乃村工藝社およびスタッフの方々に深く感謝する次第です。
これだけのものを見せられたら、映像として残しておきたくなるのが当然。Youtubeでは、腕に覚えのある方々の作品が次々とアップされました。自分の静岡ガンダム動画は、以下の4本の動画に大きく影響を受けています。
jetdaisukeさんの動画。これを見てお台場に行こうと思いました。働く車と一緒の撮影が素敵です。
oyr27さんのミニチュア風動画。はじめて見たときは映像の面白さに目を奪われました。
oyr27さんの夜のお台場ガンダム動画。光と影、色のすばらしさ。GH1購入のきっかけになった動画の1つです。
mockmoonさんのミニチュア風動画。微速度撮影界の巨匠の作品です。
まともにコンデジすら使ったことがなかった自分もデジイチを購入して撮り始めてみたものの、とても満足できるようなものは残せず、悔しい思いのままでお台場での公開は終了してしまいました。
■お台場の次に向けて
具体的な場所などはまだ不明でしたが、お台場の次にもどこかで展示されるという噂はありました。
次の撮影で悔しい思いをしないよう、実物大ガンダム立像の展示を待つ間、興味を持った撮影方法を試すことにしました。特に、mockmoonさんの一連の微速度撮影動画は、映像の解像度の高さ、色の変化、時間を圧縮することによる画面変化の面白さ等とても感銘を受ける映像であり、僕もティルトレンズによるミニチュア風や雲の動きを中心とした撮影を行ってみました。
そして、静岡での開催が決定しました。
■静岡ガンダムの映像制作
これまで作成した動画の中で、自分として特に印象に残っているものを紹介していきます。
頭が載ってほぼ完成状態になったらしいということで撮りに行ったところ、念願だった働く車と一緒の様子を撮ることができたのが、この動画です。
できるだけ映像の解像感を得るため、ファームウェアハックしたGH1を使用しています。
当日はどんよりとした曇り空で、試しにGH1で5分程度の撮影をして早回しで作ったのがこれですが、この映像で、実物大ガンダムと微速度撮影の相性が良いことを確信しました。
稼動演出で頭を動かしたりミスト噴射する以外、静止したままのガンダム立像を映像化する上で、画面全体に動きを出せる微速度撮影はうってつけです。しかし、雲が出ていないと絵にならないという致命的な欠点があります。撮影機会を失わないよう、天気予報を頼りに、雲が出そうな日はとりあえず会場に足を運ぶことにしました。
そんな中で撮れたのがこれ。冒頭のガンダムの頭を飛行機雲が掠めるシーンは、その後何度か狙ってみましたが再現することはできませんでした。
ちなみに、この動画はPentax K-xというエントリー機とキットレンズを使用して撮影しています。星空等の特別な撮影でなければ、F8程度に絞り、最終的な解像度がFullHD程度の微速度撮影映像においては、カメラやレンズの値段の差が映像の決定的な差でないことを教えられた気がします。
米ギズモードで紹介され、Youtubeでの再生回数30万回オーバーを達成した微速度撮影動画。
実はこの日は期待した雲が現れず見事な青空。夕方前になってようやく雲が出始めました。動画の冒頭はガンダムの足越しの構図にしていますが、この辺ぐらいにしか雲がなかったための苦肉の策です。しかしながら、結果的に印象的な映像を得ることができました。
この動画がYoutubeビデオアワードにもノミネートされたのをきっかけに、微速度撮影のまとめ動画を作成しています。音楽との一体感を損なわぬように編集に気をつけました。
微速度撮影は雲がないとお話にならないため、期待した雲がない日はムービーを主体にした撮影になります。被写界深度を浅くした撮影を始めたのはこの動画からです。会場内の人々の様子をやわらかい感じで映像に残すようにしました。
また、できるだけ高画質を得ようと、5D2、α55、K-5、GH2と何かにとり憑かれたように機材を購入して試しました。ムービーではカメラの性能の差が映像の決定的な差になります。結局、微速度撮影はK-5と5D2、ムービーはGH2と5D2を使用する使い分けに落ち着きました。
ムービーについては、公開前から8月までと、12月以降の撮影に分けて2本のまとめ動画を作成していますが、モノクロにした映像を重ね合わせることで、コントラストと彩度を調整して映像の印象を変えています。
公開最後の2日間の様子を撮影したこの動画は、撮影と編集の技術を自分なりに駆使した集大成の映像となります。
■次の公開に向けて
名古屋との噂もありますが、次はどこで展示されるのかはまだわかりません。お台場ガンダムでデジイチを購入して、今デジイチ2年生の自分が3年生になる6月頃にはわかるかもしれません。
ただ、どこであろうと撮りに行くつもりです。
自分が撮ったミニチュア動画を、
「カメラを介して撮るということは現実を移すのではなく
レンズを通して撮り手の世界観を反映させるものであるということが本当によくわかる映像。
まるでミニチュアのように映し出される街が凄いですよね。」
とブログで紹介していただいたことがあります。
今までそんなすごいことを考えて撮ったことはないのですが、自分の頭の中にあるガンダム立像を映像へ投影する作業は、まだまだ続きそうです。
コメント
素敵な作品に出合えて、この年になっても感動できる自分を発見できて嬉しい限りです(^^)自分も時間が許す限り、見に行きたいと思ってます。
また
お会いできる日が、楽しみです~☆
今後も、ご活躍を応援致します!!!
次の開催地が決まるまで楽しみに待ちながら、撮影や編集のテクニックを磨いていきたいと思います。