タイムラプスでの主な撮影対象は以下の4点となりますが、いずれも天候、季節や時間帯に影響を受けます。ある意味、安定して撮影機会が得られるのは、展望台からの夜景のタイムラプスだったりします。
1)空を流れる雲の動き
雨や台風通過の前後等は、動きが速く変化も大きいためいい絵になります。
夏はゲリラ豪雨を撮る機会を狙ったりもするのですが、休日にしか撮影できないため、なかなか良い機会に恵まれません。
雨の日は屋外の撮影はもちろん、展望台でも窓に水滴が着くのでまともに撮影ができません。
ただし、霧雨のような細かい雨だったりすると幻想的な絵になることがあるため、雨の日でもあえて撮りに行く場合もあります。
快晴では雲は撮れず、一面灰色のどんよりとしたくもり空では、変化に乏しく良い結果が得られません。また、東京や横浜は、冬になると雲の出番が極端に少なくなります。
2)街角の人や車の流れ
真夏の日中や冬は屋外での撮影が困難です。
3)俯瞰で見た人や車の動き
広角でパンフォーカスの撮影では、展望台からだと昼は動きに乏しく見えるため、夜景と車のライトの光跡を撮るのが中心となります。
チルトシフトは、晴れた日が最適です。
4)撮影者自身が移動したときの周りの景観の変化
cinemoverを使ったウォークラプスは、撮影場所も限定されますし、夏の日中や冬は屋外での撮影が困難です。
この他、日本丸の総帆展帆、ゆりかもめなどの前面展望等も面白いのですが、そう頻繁に撮影するものではありません。
とにかく、撮影当日の天気が最も重要となります。平日に限って、いい感じの雲が出てくるように思え、会社の窓から東京方向の空を見て「今日は、いいタイムラプス日和」と、心の中でつぶやくこともしばしばです。
水曜日あたりからは、週末の天気を気にしてそわそわし始めます。土曜日の朝はウェザーニュースのウェザーリポート、ライブカメラで空模様を再確認、衛星画像で雲の動きを予想し、雲を撮るかそれ以外を撮るかを決めます。
そして、撮影対象、撮影場所に応じて機材を準備します。
レンズは24mm前後を基本の焦点距離にして、単焦点か広角ズームを使用します。レンズ交換時の埃の侵入によるセンサーの汚れで泣いた経験が多々あり、レンズ交換は最低限にするため、交換用のレンズは1本、あるいはRX100M4をサブカメラとして持っていきます。
1)屋外で撮影する
a7RII+FE16-35mmの組み合わせが基本です。
箱崎ジャンクションのように、大きな構造物を近くで撮影しなければならないときは、Samyangの12mmの魚眼レンズを準備します。
できるだけ多くのカット数を稼ぎたい場合は、RX100M4を併せて準備します。
2)展望台で撮影する
a7RII+FE28mmの組み合わせが基本です。
東京タワーを大きめに撮りたい時などは、FE55mmかRX100M4を用意します。
室内照明の窓ガラスへの映り込みを抑えるため、サンバイザーを用意します。浜松町の世界貿易センタービルは窓ガラスへの接触が禁止されているため、大きめのラバーフードを用意します。
24mm以下の広角だと、窓ガラスに対して大きめの角度をとろうとすると、サンバイザーを使用しても映り込みが防ぎきれない場合があり、構図の自由度が制限されてしまいます。このため、最近は28mmで撮るようになりました。
3)チルトシフトで撮影する
展望台での撮影の場合は、35mmと85mmを用意し、歩道橋からの撮影の場合は20mmを用意します。
4)その他の機材
三脚はGitzo GT1541Tを使用しています。華奢な感じがするかもしれませんが、広角の撮影となるためか、突風が吹いたとき以外で撮影結果にブレなどの不都合を感じた経験はありません。タイムラプスにおいて三脚は必須の機材ですので、持ち出すのが面倒になるような重くかさばる三脚は購入を避けるべきと考えます。昨年、トラベラーシリーズがリニューアルされたので、ちょっと気になっています。
歩道橋で撮影する場合は、三脚だと通行人の邪魔になるため、ゴリラポッドを用意します。
カメラバッグはGitzo GC2240Tを長年使用しています。三脚を収納でき、コンパクトなサイズに収まります。ファスナーが閉まらなくなったため、一度買い直しました。最近、使い勝手がよさそうなPeak Designのメッセンジャーバッグが気になっています。
東京タワーの特別展望台、横浜マリンタワーは窓ガラスの手前に手すりしかなく、場所も狭いため、吸盤式ボールヘッド(Cullmann Suction Pad)にミニ三脚のセンターポールを付けて使用しています。ゆりかもめの前面展望の撮影でも使用しています。
後継機種がLPL VH-205となるようですが、多少形状が変化しているようです。
吸盤での固定方法は主に車載系で使われていて、Kenkoが出しているバキュームマウントグリッパーが比較的多く使われているようです。
インターバルタイマは、Seculine Twin 1 ISRをPentax K-7でタイムラプスを始めたときから使っています。バッテリーの持ちがよく、いつ替えたのか忘れるほどです。
NDフィルター(ND400,ND16,ND8,ND4)は、魚眼のようにフィルターがつけられないレンズを除き、日中の撮影では必ず使用するようにしています。理由は、Part4で書きます。
その他、予備のバッテリーやメモリーカードを準備しておきます。
「Part 4.撮影する」に続く
1)空を流れる雲の動き
雨や台風通過の前後等は、動きが速く変化も大きいためいい絵になります。
ただし、霧雨のような細かい雨だったりすると幻想的な絵になることがあるため、雨の日でもあえて撮りに行く場合もあります。
2)街角の人や車の流れ
真夏の日中や冬は屋外での撮影が困難です。
3)俯瞰で見た人や車の動き
広角でパンフォーカスの撮影では、展望台からだと昼は動きに乏しく見えるため、夜景と車のライトの光跡を撮るのが中心となります。
チルトシフトは、晴れた日が最適です。
4)撮影者自身が移動したときの周りの景観の変化
cinemoverを使ったウォークラプスは、撮影場所も限定されますし、夏の日中や冬は屋外での撮影が困難です。
この他、日本丸の総帆展帆、ゆりかもめなどの前面展望等も面白いのですが、そう頻繁に撮影するものではありません。
とにかく、撮影当日の天気が最も重要となります。平日に限って、いい感じの雲が出てくるように思え、会社の窓から東京方向の空を見て「今日は、いいタイムラプス日和」と、心の中でつぶやくこともしばしばです。
水曜日あたりからは、週末の天気を気にしてそわそわし始めます。土曜日の朝はウェザーニュースのウェザーリポート、ライブカメラで空模様を再確認、衛星画像で雲の動きを予想し、雲を撮るかそれ以外を撮るかを決めます。
そして、撮影対象、撮影場所に応じて機材を準備します。
レンズは24mm前後を基本の焦点距離にして、単焦点か広角ズームを使用します。レンズ交換時の埃の侵入によるセンサーの汚れで泣いた経験が多々あり、レンズ交換は最低限にするため、交換用のレンズは1本、あるいはRX100M4をサブカメラとして持っていきます。
1)屋外で撮影する
a7RII+FE16-35mmの組み合わせが基本です。
箱崎ジャンクションのように、大きな構造物を近くで撮影しなければならないときは、Samyangの12mmの魚眼レンズを準備します。
できるだけ多くのカット数を稼ぎたい場合は、RX100M4を併せて準備します。
2)展望台で撮影する
a7RII+FE28mmの組み合わせが基本です。
東京タワーを大きめに撮りたい時などは、FE55mmかRX100M4を用意します。
28mmで撮影 |
55mmで撮影 |
24mm以下の広角だと、窓ガラスに対して大きめの角度をとろうとすると、サンバイザーを使用しても映り込みが防ぎきれない場合があり、構図の自由度が制限されてしまいます。このため、最近は28mmで撮るようになりました。
3)チルトシフトで撮影する
展望台での撮影の場合は、35mmと85mmを用意し、歩道橋からの撮影の場合は20mmを用意します。
4)その他の機材
三脚はGitzo GT1541Tを使用しています。華奢な感じがするかもしれませんが、広角の撮影となるためか、突風が吹いたとき以外で撮影結果にブレなどの不都合を感じた経験はありません。タイムラプスにおいて三脚は必須の機材ですので、持ち出すのが面倒になるような重くかさばる三脚は購入を避けるべきと考えます。昨年、トラベラーシリーズがリニューアルされたので、ちょっと気になっています。
歩道橋で撮影する場合は、三脚だと通行人の邪魔になるため、ゴリラポッドを用意します。
カメラバッグはGitzo GC2240Tを長年使用しています。三脚を収納でき、コンパクトなサイズに収まります。ファスナーが閉まらなくなったため、一度買い直しました。最近、使い勝手がよさそうなPeak Designのメッセンジャーバッグが気になっています。
東京タワーの特別展望台、横浜マリンタワーは窓ガラスの手前に手すりしかなく、場所も狭いため、吸盤式ボールヘッド(Cullmann Suction Pad)にミニ三脚のセンターポールを付けて使用しています。ゆりかもめの前面展望の撮影でも使用しています。
後継機種がLPL VH-205となるようですが、多少形状が変化しているようです。
吸盤での固定方法は主に車載系で使われていて、Kenkoが出しているバキュームマウントグリッパーが比較的多く使われているようです。
インターバルタイマは、Seculine Twin 1 ISRをPentax K-7でタイムラプスを始めたときから使っています。バッテリーの持ちがよく、いつ替えたのか忘れるほどです。
NDフィルター(ND400,ND16,ND8,ND4)は、魚眼のようにフィルターがつけられないレンズを除き、日中の撮影では必ず使用するようにしています。理由は、Part4で書きます。
その他、予備のバッテリーやメモリーカードを準備しておきます。
「Part 4.撮影する」に続く
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