マイクロフォーサーズ用のTILTアダプターでミニチュア風微速度撮影を試す

展望台からのミニチュア動画撮影の場合、最近は5D MarkIIIとARAX35mmとBiometar80mmの組み合わせで撮ることが多くなりました。ただ、カメラ本体とレンズの合計重量が約1.5Kgとなり、それなりにかさばるサイズのため、もっと手軽に撮れないかと、マイクロフォーサーズ用のTILTアダプターを試してみました。購入したのはARAXのTILTアダプター。NIKONのレンズをマイクロフォーサーズにマウントできるもので、別途20mmと50mmのレンズも中古で購入しました。
マウントアダプターとNikkor 20mm F2.8とNikkor 50mm F1.8
これで35mm換算で40mmと100mmでの撮影が可能となります。GH2で使った場合の合計重量は、
GH2+NIKON 50mm = 740g
GH2+NIKON 20mm = 826g
となり、マンフロットのポケット三脚でも十分に支えられる重量となります。これなら、三脚禁止となってしまったカレッタ汐留や恵比寿ガーデンプレースの展望フロアでも気兼ねなく使えそう。ただ、角度が制限されるため、思った構図にはならないかもしれません。
マンフロットのポケット三脚でも支えられる
TILT角は最大8度まで可変で、今回の撮影では最大角度の8度にして絞りもF2.8とし、できるだけボケさせるように撮影しました。20mmは開放がF2.8のため、絵が若干ソフトになりますがそれほど気になるものではありませんでした。
アダプターのリングを回して最大8度まで変更可能
GH2のJPEGは、編集時にエフェクトを効かせると、ISOを上げた場合やシャドウ部分にノイズが出やすくなるため、あらかじめノイズリダクションをかけるようにフィルムモードを設定しました。

本当は12/13に入手するつもりだったGH3で今回の撮影を予定していたのですが、直前で予約していたボディのみが12/29に発売延期となり、ショボーンな感じです。ただ、六本木ヒルズから見下ろせる米軍ヘリポートで救急へりが活躍する様子を撮れたので、やはり、この日に撮影しに行って良かったです。
救急ヘリでの搬送の様子
ARAX TILT adapter for use Nikon lenses on Micro 4/3

camera : Panasonic DMC-GH2
lens : Nikon Ai-S Nikkor 20mm F2.8
lens : Nikon Ai-S Nikkor 50mm F1.8
music : Sure way by Fonogeri
http://www.jamendo.com/en/track/728916/sure-way

35mm換算で40mmであれば東京タワーと一の橋ジャンクションを一緒に納めることができる
クリスマスイルミネーション
渋谷に延びる首都高
夜の様子
この日の東京タワーはダイヤモンドヴェールのライトアップ
国立新美術館

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